2019年10月、娘との台湾旅行、初日の最後の記事です。
前回は、十分からタクシーで九份に向かったところまでを書きました。
前回、娘と来た時にも行く予定だったのですが私のパスポート紛失騒動で行けませんでした。
少し遅い時間になってしまいましたが、ここだけは行かねばとタクシーに乗り込みました。
それでは初日の最後、九份から士林夜市までの様子をご覧ください。
九份に到着
十分から九份まではタクシーで大体40分くらいだったでしょうか。
こう考えると、台北から九份までとそんなに違わないんですよね。
結構、遠い!(-_-;)
街灯も少ない山奥を走っていくので、かなり心細い道中です。
ただ、台湾タクシーあるあるで車内は日本の演歌や誰が歌っているの?という日本の曲が流れているのでそこそこ間抜けな感じです。(笑)
営業がしつこいタクシーさん
車中、運転手さんがスマホの翻訳アプリを使って頓珍漢な説明かセールスがどっちつかずなアプローチをしてきますので、途中寝たふりをしていました。(-_-;)
おそらく、九份の説明と台北に帰るならそのままどうだ?という営業だったと思います。
しかし、翻訳アプリ、精度低いですね。
ほとんど伝わらない内容に翻訳されていましたね、どこのとは言いませんが。(-_-;)
一応、台北までの価格を聞くと「2200元」と返してきました。
最近、最初に2000~2200元とふっかけてくるタクシーが多いとの情報があったので、とりあえず九份での滞在時間がわからなかったので交渉せずにスルーしました。
結構、しつこい営業をかけられつつも19時過ぎに九份に無事到着しました。
九份も店じまい
十分同様、九份も19時を過ぎるとほとんどのお店が店じまいを始めています。
まあこの後、士林夜市も行かなくてはいけないのでとりあえずさらっと回って帰ろうかという事になりました。
ただ、遅い時間に来たこともあり、提灯に灯がともり幻想的なムードは満載です。
十分もそうでしたが、意外とツアーの団体客はこの時間でもいますね。
とりあえず、撮影スポットを回って帰りのタクシーを探しに行きました。
恐怖のタクシー体験
九份はタクシーがつかまりそうでつかまらない。
なので、九份の入り口から少し坂を下がったタクシーの待機場まで歩いている途中でタイミングよく声をかけられました。
見るところ人の良さそうな30代後半くらいの運転手さんでした。
早速、価格交渉をしようと思ったら士林夜市まで「900元」というので即決しました。
台北までが大体1000元前後と考えればまあ妥当ですし、時間もなかったのでお願いしました。
ただ、ここから士林夜市に着くまで私達は結構怖い時間を過ごす事になりました。
最初に少し変だなと思ったのが、台湾のタクシーはほぼほぼ車内は日本の演歌か台湾のムード歌謡みたいな音楽が流れています。
しかし、私達が乗ったタクシーは全く音楽がかかっていなかったんですよね。
無音です。
運転手さんが音楽が嫌いなのかな?
最初はその程度に考えていました。
始めは、娘と何気ない会話を普通にしていたのですが、5分くらい経ったくらいでしょうか。
急に強張った顔をして娘が、小声で私に言ったのです。
「お父さん、誰か後ろにいる・・」
「怖いよ・・」
そう私に告げると娘は今までシートの背もたれに倒していた身体を前かがみにしながら一番端のドアの方まで身体を離したのです。
その後、娘は一言も口を聞かなくなりました。
ちょっと頭の整理がつかなかった私ですが、娘の尋常じゃない様子を見て娘同様背もたれから身体を離しました。
そうして娘との会話がなくなり、今まで以上に静けさが増した車内。
そうなって初めて気づきました。
私の耳にかすかにしかし間違いなく人の息遣いが聞こえていたのです。
今まで全く気づきませんでした。
誰かが確かにいるんです。
振りむきたい、でも振り向いたらいけない。
そんな生殺し的な時間が過ぎていきます。
私はグーグルマップを確かめました。
タクシー自体はちゃんと台北市内に向かっています。
ちゃんと高速道路にも入っています。
それだけでも少し安心しました。
息遣いというか寝息は継続して聞こえてきます。
落ち着かない。
娘は相変わらず私から一番遠くに離れて座っています。
そうこうしているうちに無事、タクシーは「士林夜市」に到着しました。
タクシーを降りる際に座席の後ろを見ようとしたのですが、暗さとスモークガラスでよく見えませんでした。
タクシーを降りて娘に確認しました。
娘によると、子どもが布団をかぶって寝ていた様子。(-_-;)
はぁ~
うーん、なるほど、そうだよね。(笑)
薄々そうかなと思っていましたが、あまりにも娘のリアクションが怖かったのでつられました。(-_-;)
普通考えれば、こうですよね。
小さい子供がいるお父さんが子供を自分のタクシーに寝かせながら夜遅くまで頑張ってお仕事をしている。
また寝ている子供を起こさないように車内では音楽はかけなかった。
良い話じゃないですか!(笑)
タクシー料金も良心的、おまけに安全運転でしたし(子供寝ていますもんね)、本当なら美談ですよ。
これが、うちの娘が語ると美談が怪談になってしまうわけです。(笑)
でも、本音を言うとちょっとだけ怖かったです。
というどうでもいい「恐怖のタクシー体験」でした。
お時間とらせて、すみませんです・・(-_-;)
士林夜市に到着
20時半ごろ、士林夜市に着きました。
十分~九份~士林夜市、これでもか!というくらい「王道」を行っています。
士林夜市は20時を過ぎても「美食区」は開いているので安心です。
結構、アジアの国って20時過ぎると火を扱う料理は店じまいしてしまいます。
そうなると、マックくらいしか行く店がなくなってしまうんですよね。
美食区で娘と乾杯!
早速、地下一階に降ります。
日本人、多そうです。
あちらこちらで日本語が聞こえます。
かなりお酒が入っているのか声が大きいです。(-_-;)
とりあえず客が多そうな店に入りました。
適当に炒飯とか唐揚げ関係を頼みました。
ここではとりあえずお腹を満たすことを目的にしているので味は二の次です。(笑)
一応、メニューはこんな感じでした。
まあ、どこの店も同じような感じです。
メニューは大体、日本語表記があるので渡されたオーダー用紙にチェックして店員に渡してOKです。
支払いも最後にオーダー用紙を店員に渡して支払うだけです。
私は台湾ビールさえ飲めればなんでもよかったので。(笑)
娘と異国で飲むビールは最高です!
父親冥利に尽きる!!
多分、これがしたくて台湾に来たと言っても過言ではないかも・・(笑)
それにしても、社員旅行かなにかわかりませんが私の後ろのテーブルの日本人が騒がしい。(-_-;)
「源味本鋪」(Original Cake)のカステラは超おすすめ!
淡水に本店がある「源味本鋪」のカステラは本当に美味しい!
人気なのでもう売り切れかなと思いながら行ってみると行列は出来ていましたが購入出来ました。
ああ、これで3泊4日の間にホテルでカステラを食べられる!(*’▽’)
カステラというと長崎のカステラを思い浮かべると思いますが、こちらはどちらかというとシフォンケーキのような食感です。
見た目が大きいので食べきれるかな?と不安になると思いますが、全然大丈夫です。(笑)
もうペロリです。
なんなら私は初日で食べきれる自信がありましたが、楽しみを長くするために少しずつ食べましたよ。(笑)
賞味期限が3日くらいで短いのでなかなか日本にお土産として持ち帰る気にはなりませんが台湾に来た時のお楽しみ、という感じです。
ただ、場所が少しわかりづらくて最初はなかなかたどり着けませんでした。
今は、何となく士林夜市の真ん中あたりというざっくりめな感覚で見つけています。(笑)
個人的にはチーズが苦手なのでオリジナルの方が好きです。
ただ、奥さんと娘はチーズが好みのようです。
なので奥さんと来た時はチーズとオリジナルの両方を買います。(-_-;)
それでも、ちゃんと完食出来てしまうという美味しさとフワフワ感ですよ。
源味本舗の場所
お店の場所は士林夜市の奥の方にあります。
「士林慈諴宮」と「ファミリーマート」を目印にしてください。
「ファミリマート」の向かいの路地を入って左側にあります。
カステラの値段
オリジナルが90元
チーズが130元
コスモスホテル台北に到着
22時過ぎに無事、ホテルに戻ってきました。
台北駅は士林夜市のある劍潭駅から淡水信義線で5つ目です。
乗換がないのが嬉しいですね。
そして「コスモスホテル台北」は台北駅のM3出口から徒歩1分!
近いは正義!
部屋に戻り、ダイエット中にて夜の間食はしない娘を横目にさっそくカステラケーキを食べます!
うん、やはり美味しい!!
こんな感じで、長いようで短かった娘との2度目の台湾旅行の初日は終了です。
娘の大袈裟なリアクションのおかげで少しだけ怖い時間を過ごしましたが、大きなトラブルもなくなかなか充実した楽しい一日でした。(-_-;)
それでは2日目に続きます!