こんには、natsuです。
私、「飛蚊症」なるものになったようです。(-_-;)
ああ、もう泣きたいです。
というよりも、目の病気?って怖すぎます。
歯医者も怖いですが、眼医者なんてその数倍怖いですよ。
ただ、いろいろネットで調べまくりましたが加齢によるものでそのまま放っておいてもいいものと失明の可能性もあるものと両方あるようです。
ああ、もうこうなるとそのまま知らんぷりもできません。
かといって「飛蚊症」の検査って何するの?
いきなり目に注射とか打たれちゃったりするのでしょうか?
人一倍怖がりな私は「早く眼科へ行った方が良いよ」と言う娘に「片目があるから大丈夫だよ」などとわけのわからない強がりを言いながら発症から二週間経ってしまいました。(-_-;)
しかし、ひどくもならないかわりに消えもしない私の視点と一緒に移動する円やら糸くずやらの黒いやつらをもう放置できなくて勇気を出して眼科に行くことにしました。
この記事は私と同じように「飛蚊症」かもしれないけど、どんな検査かわからなくて怖くて眼科へ行けないという方に向けて書きますね。
私の体験が少しでも不安を抱えている方のお役に立てれば幸いです。
結論からいうと、私がこうして平穏にブログを書いていることからもわかるかと思いますが、検査自体は何も怖くはありませんので大丈夫です!!
それでは、私の体験記をご覧ください。
ある日、視界に黒い異物が!飛蚊症なのか?
それは娘との台湾旅行から帰った翌日、仕事中にはっきり認識しました。
いつものようにパソコン仕事をしていて手元の資料から顔を上げた時、はらっと黒い点々が散らばったんですよ。
おっ、これは旅行疲れかな?
それとも私は夜、寝ながら右目を中心にスマホをよく見ているので眼精疲労かなと。
その時はあまり重くは考えていませんでした。
というのも小さな黒い点が視界に入って視線と同じ動きをしながら消えていく、という症状はたまにありましたので、今度もきっとそれだろうと思ったんですね。
しかし、その症状はその後も一向に治まることはありませんでした。
一週間経過しても変化なし
その後も変化はありませんでした。
いや、変化はありましたね。
それは最初は黒い点だったのが、糸くずみたいな棒状に変化したりしました。(-_-;)
生活に特に支障もないし痛みもないのでそれほど問題はなかったのですが気にはなりました。
二週間経過しても変化なし
そんな状態のまま二週間が過ぎました。
特に変化は・・ありましたね。
糸くずみたいな棒状の異物が、今度は丸い円、正確にはアルファベットのCみたいな形になりました。
なんだか常に右目だけ視力検査を受けているような感じで、思わず「右です!」と言ってしまいそうです。(笑)
異物の量が増えたり、出血したり、視界が狭くなったりなどのはっきりとした違和感はありませんでした。
それでも症状が消える事はなかったので、これはもう時々起こって消えるいつもの症状ではないと確信しました。
はぁ~。
ネットで検索「飛蚊症、症状、眼科、検査・・」
もう怖さを押し殺してネット検索しまくりましたよ。
キーワードは「飛蚊症、症状、眼科、検査、痛い・・」
眼科さんの記事がたくさん出てきました。
読んでみると、加齢によるものでそのままでもいい症状と失明の恐れのある症状があるようです。
こうなると、ネガティブなほうに気持ちが傾くのは仕方ないですよね。
どうやら検査を受けなくてはならない状況です。
そもそも「飛蚊症」とは?
眼科さんへ検査に行った話の前に、そもそも「飛蚊症」とは一体どんな症状なのでしょうか。
しかるべき機関の記事を引用します。
飛蚊症とは
視界にごみや虫のようなものが飛んでいるように見える症状を飛蚊症(ひぶんしょう)と呼びます。目を動かしても、影は同じ方向に移動しかつ細かく揺れるので、その名のとおり目の前を蚊が飛んでいるように感じます。ただし、影の形は、ひも状のものやリング状のものなどさまざまです。いつもは気が付かなくても、白い壁を見たときや空を見たときにははっきりと現れることが多いといわれています。ほとんど場合は、加齢などの生理的変化によるものですから、心配いりませんが、たまに網膜剥離など重篤な疾患の前触れであることがあるので注意が必要です。*引用:公益財団法人日本眼科学会
私の場合は、現在では英語のCのような形の浮遊物が見えるので上記の説明からするとリング状といえるでしょうか。
数は3~4個くらいが視界の端を中心に浮遊している感じでたまに中央にいたりもしますが、それほど生活には支障ありません。
気にならない時もあるし、見えない時もありますね。
問題は「加齢などの生理的変化によるもの」で心配がいらない症状かどうかです。
そのあたりをもう少し詳しく載せますね。
飛蚊症の原因について
飛蚊症の原因は、特に治療が必要でない「生理的」なものと、治療をしないと視力が傷害されることがある「病的」なものに分けられます。
1)生理的飛蚊症
眼球内には卵の白身に似た透明なゼリー状のものがつまっています。これを硝子体と呼びます。この硝子体は、99%以上が水分で、わずかに線維を含んでいます。若いときには透明で濁りがありませんが、年齢に伴い濁りが出ることがあります。もう少し詳しくいえば、年齢が進むとともに線維と水分が分離して中に空洞を形成します。それがさらに進行すると眼球の内壁から硝子体が離れて、線維の塊が眼球内をふわふわと浮いた後部硝子体剥離と呼ばれる状態になります。この線維の塊は、ものを見ている本人には影として認識されますが、これが飛蚊症の本態です。線維の塊はゼリー状硝子体の中を漂うので、影はゆらゆらと揺れます。そのため、それはあたかも蚊が目の前を飛んでいるかのように見えるのです。硝子体剥離自体は病気ではありませんが、網膜裂孔や網膜剥離という病気を引き起こすことがあるので注意が必要です。飛蚊症自体は完全に消えることはありません。しかし慣れてくると、普段はその存在に気付かなくなります。2)病的飛蚊症
飛蚊症を自覚しても問題のない場合がほとんどですが、なかには次のような重大な目の病気の一症状であることがあります。
(1)網膜裂孔・網膜剥離
網膜に穴が開いてしまったり(網膜裂孔)、網膜が剥がれてしまった状態(網膜剥離)では、しばしば飛蚊症を自覚します。光視症(視界の中に閃光のようなものが見える症状)を自覚することがありますが、無症状のこともあります。病状が進んでくると視野欠損(カーテンをかぶせられたように見えにくくなる症状)や視力低下が起きます。網膜には痛覚がないので、痛みはありません。適切な治療を行わないと、失明する危険性が高い病気といえます。
(2)硝子体出血
糖尿病や高血圧、外傷などが原因で硝子体の中に出血することがあります。ひどい出血の場合は、目の前に墨が垂れてきたような見え方や、霧がかかったような見え方をしますが、出血が軽度の場合は飛蚊症として自覚されることがあります。最初は軽症であっても、日に日に影が濃くなるようであれば、出血が続いていると考えられます。*引用:公益財団法人日本眼科学会
少し長い引用になりましたが、ここはちゃんとした情報が不可欠なので掲載いたしました。
つまりは私としては願うならば「加齢に伴う生理的なもの」であって欲しいと思っていたわけです。
ただ、このまま検査もせずに放置して「失明の危険性もある病的飛蚊症」だったらどうしようという不安もあったのです。
私の唯一の希望は、上記の病的飛蚊症の説明にもある「視界に閃光」や「視力低下」が見られなかったことですね。
怖い気持ちはありましたが、将来もし失明したら自分にも家族にも良い事は何ひとつないので、勇気を出して眼科に行くことにしました。
眼科へ検査に行きました!
発症して二週間、意を決して土曜日に近所の眼科さんへ行くことにしました。
この眼科さんはおよそ1年半前に逆さまつげで行ったことがあります。
その際も、ベテランの優しい先生が詳しくわかりやすい説明をしながら「大丈夫ですか?」「痛くないですか?」とフォローしながら治療をしてくれました。
今度も、行くならここしかないと検査に向かいました。
まずは「眼圧検査」をします。
土曜日の午前中、眼科さんは既に4~5人は患者さんが待っていました。
見た感じ、小さいお子さんや学生さんが多いですね。
奥に見える広い検査室では視力検査を二列二名で同時に実施しているようです。
15分ほど待って私の名前が呼ばれました。
緊張しながら視力検査を行う検査室に向かいました。
始めに女性スタッフの方から「目の見え方を調べましょう」と言われました。
まずは「眼圧検査」のようです。
「眼圧検査」は視力検査をするあの顎を台に乗せて額を器具にくっつけて双眼鏡のような窓から奥に見える絵やら写真を見るというあの検査です。
私の場合は、絵は「熱気球」でした。(笑)
そうして「熱気球」を見ている間に、右目、左目、それぞれに3~4回ほどボッと風が目に当てられます。
これ、苦手なんですよね。
どうしても目をつぶってしまいます。(-_-;)
でもこの検査は痛くありませんので大丈夫ですよ。
次にちょっと詳しい「視力検査」です。
「眼圧検査」はすぐに終わります。
その次に「視力検査」を受けます。
これはイメージとしてはメガネ屋さんより少し詳しい視力検査って感じです。
何度も、レンズを変えて調整しては検査、調整しては検査、という繰り返しで現在の見え方、視力を検査していきます。
もちろん、これも怖くも痛くもありません。
最後に、今使っている眼鏡の確認をして終わりです。
結果は、眼鏡矯正で1.2くらいで、視力も見え方としても問題ないとの事でした。
ひとまずほっとしました。
「最後に先生の診断がありますので待合室でお待ちください」
そう言われて、いよいよ最後の審判を受ける事になります。(-_-;)
先生の診断結果は?
10分くらい待つと私の名前が呼ばれました。
前回同様、先生は凄く丁寧で物腰が柔らかいです。
それだけでも患者としては気持ちが楽になりますね。
前回お世話になった逆さまつげの話題をしながら「飛蚊症」の症状を私から聞いていきます。
そして診察に入ります。
顕微鏡検査など
まずは例の顎を台に乗せて額をくっつける顕微鏡のような検査器具を使って目を見ていきます。
光を当ててまっすぐ見た状態で観察、また正面、右下、横、右上、といった順番で眼球を詳しく観察していく検査、散瞳薬を使用しない精密眼底検査などをしていきました。
診断は加齢による「生理的なもの」でした!
なかなか目を見開けなくて先生より「もう少し頑張れますか?」などと言われながら検査は進みました。
最後に部屋を暗くして再度検査を続けます。
そして検査は終わり、いよいよ先生の診察結果を聞きます。
結果は、加齢によるものなのでこのままでもいいとの診断でした。
ああ、神様、有難うございます!!
先生によると人によって浮遊物が上手くはがれる人とそうでない人がいてその症状はまちまちだそうです。
なんと先生自身も「私も実はあるんですよ、もう気にしていませんですけどね」と言われました。
先生がこう言ってくれると患者としては何とも安心しますね。
眼底検査(散瞳検査)は今回はやりません。
先生からは現時点で死角になっている場所まで詳しく検査を望むようなら散瞳薬を使って瞳孔を広げるいわゆる眼底検査(散瞳検査)もありますと説明を受けました。
ただし、この検査は散瞳薬を使用してからは30分くらいで瞳孔が開いて検査もすぐ終わるのですが回復するまでに5時間くらいかかるので車の運転などは出来ないとの注意がありました。
私の今回の検査の目的は網膜剥離などが原因で失明の危険性もある「病的飛蚊症」かどうかでした。
再度、私は先生に確認しました。
先生の答えはこうでした。
「現時点では剥離などは100%ありません。見え方も綺麗ですよ。」
先生も眼底検査(散瞳検査)は、今後何か症状に変化が起きたらでいいとアドバイスを頂いたので今回はやらないことにしました。
ちなみに検査の事を聞いたら、散瞳薬も検査自体も痛い事はなく多少しみるとか、検査後まぶしいとかその程度のようです。
なので症状が変わったら怖がらずにすぐに検査に行けますね。(-_-;)
検査の費用は?
気になる検査費用もお知らせしますね。
初診料 | 288x1 |
---|---|
睫毛除去 | 25x1 |
屈折 | 69x1 |
矯正視力 | 69x1 |
細隙燈顕微鏡検査 | 48x1 |
角膜曲率半径計測 | 84x1 |
精密眼底検査 | 112x1 |
精密眼圧測定 | 82x1 |
合計点数 | 777点 請求額 2330円 |
上記の通り、保険分合計7770円で3割負担なので請求額は2330円となりました。
ちなみに、2行目の「睫毛除去」は、検査中に瞼の裏側の変なところから睫毛が生えていたので抜いてもらったものです。(笑)
飛蚊症の検査についてのまとめ
飛蚊症かな?という症状が出たら、検査自体は何も怖くないので早めに眼科さんに行っちゃいましょう!
放置して、もし網膜剥離とか原因の病的飛蚊症だった時のほうがリスクは大きいですからね。
まあ先の事はその時考えるとして、まずは検査ではっきりさせた方が絶対いいです!
怖がりの私が言うのですから安心してください。
「飛蚊症」の検査は恐れるに足らず!です。
まあ、私もこれで絶対安心というわけではないので、もし今後症状に変化が起きたら迷わず眼科さんに行くつもりです。
それでは!